気管支喘息

●気管支喘息について

長年、気管支喘息の症状を我慢をしたり、苦しい症状を耐えていたりしていませんか?気管支喘息は鍼灸治療でその辛さを軽減することが出来ます。


●気管支喘息とは
喘息は発症されている方の大半は都市部で生活をされていて、小児の90%、成人の60%がアトピー素因を持っているアレルギー症状の1つです。統計的には成人の方はここ30年間で患者数は3倍にも増えていて中高年になってから初めて発症するケースも増えてきています。

そもそも喘息とはアレルギー性気管支炎とも言い、喘息の方の気道(肺につながる空気の通り道)は喘息の症状が全く出ていない状態でも常に炎症を起こしているため、健康な人と比べて気道が狭くなっていて空気の通りも悪くなっています。気道が常に炎症を起こしていると外からの何らかの刺激に対して気道の粘膜が過敏になっています。そのため健康な方では反応しないほこり、タバコの煙、過度なストレスなどの外因、内因の刺激でも反応してしまいます。反応してしまうと気管支を取り巻いている平滑筋という筋肉が痙攣を起こしたり、収縮したり、気道の粘膜がむくみ分泌物が増加します。そうなると気道の内腔が一過性に狭くなることで、発作性の呼吸困難や喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューといった異常な呼吸音)、息切れ、咳、痰などの症状を引き起こします。

喘息発作は通常は一過性のものなので軽い症状なら気管支拡張薬の吸入や自然に収まることもあります。しかし症状が重い場合は何日も呼吸困難が続きます。喘息発作は前兆なく突然起こりますが発作と発作との間には症状がほとんどありませんが、慢性の喘息の方は気道に常に炎症が起こっているために気道が肥厚してしまい内腔が狭くなってきています。


●東洋医学的な考え方
喘息は最終的には五臓のうち肺の蔵の異常によって発作が生じます。この肺の異常が皮膚に症状が出ればアトピー性皮膚炎、呼吸器自体に出れば気管支喘息になります。

喘息の体質的な原因の1つとして体内に痰飲があります。この痰飲は本来身体を潤す水分が濁ってしまい体内に停滞することで様々な症状を引き起こす原因になるものです。痰飲が生じやすい方は気候・気温の変化(特に梅雨時期)、過度の精神的なストレスや疲労などで喘息発作を起こしやすくなります。痰飲は五臓のうちの肺、脾、腎の作用が低下して、水分の代謝が悪くなってしまうと生じます。

① 脾の運化作用
運化作用の運は運送、化は消化吸収の意味です。胃で飲食物を消化することで栄養素を吸収して、その栄養を全身に運ぶのが脾の運化作用です。水分について脾は飲食物から水分を吸収して津液として全身に運送するように働いています。

② 肺の宣発・粛降作用
宣発作用の宣発は宣布・発散の意味でこの作用は呼吸の呼にあたります。肺は体内の汚れた気・水・栄養素などを皮膚や気道に散布します。汚れた気は呼吸で排泄され、水は皮膚を潤したり衛気によって汗に気化されて排泄されます。
粛降作用の粛は粛清、降は下降の意味でこの作用は呼吸の吸にあたります。肺の粛降作用は自然界の精気を肺に取り込むことで肺中の異物を取り除いて清潔な状態を維持しながら、気や栄養素、水を下に輸送します。

③ 腎の気化作用
五臓の腎には体内で利用された水が運ばれてきます。腎は運ばれてきた水をろ過して再利用出来る部分を再吸収し、不必要な部分は膀胱に運び尿として排泄します。

④ 寒証
★風寒
風邪の症状をきっかけになることが多いです。風寒邪は身体の外を守っている衛気を障害し、体内に侵入すると痰飲と結びつくことで気の流れを阻害して肺の働きに支障をきたし喘息を起こします。症状としては
・悪寒(背中がゾクゾクとした寒気を感じる)
・肩こり
・頭痛
・水様性の鼻水が出る
・喉が腫れて声はかすれるが痛みはない
・たまった咳が一度に大きく出る

★陽虚
気の温煦作用(臓を温める作用)が低下することで臓の機能も低下する状態。
陽虚による喘息は五臓の心腎への温煦作用が低下して肺に影響することで症状が現われます。心は冷え過ぎないように腎を温め腎は温かくなり過ぎないように心を冷やすことで協調して体温調整に関与していますが、冷たい物の過剰摂取や慢性の心疾患の方や元々陽気が不足している方が寒冷を受けると、心腎のバランスが崩れ喘息の症状を発症します。症状としては
・足がむくんで腫れる
・寒気がして手足が凍るように冷たい
・動くと呼吸困難がひどくなる
・頻尿または尿が出ない、排尿困難
・明け方に腸がグルグル鳴って下痢をする

⑤ 熱証(痰熱)
日頃からこってりしたものや、甘い物、味の濃い物をよく食べる、過度の飲酒、過度のストレスを受ける生活を送っていると体内に痰濁が作られます。痰濁には粘滞性があるために気の流れが悪くなります。その痰濁に風熱(ウイルス感染で体温が上昇する)が加わると熱の炎上性の影響を受けて、通常なら下に降りる肺気が下降出来ずに逆に上に上がってしまうために息がしにくくなり喘息を引き起こします。症状としては
・痰は黄色で粘張性がありからむ
・呼吸のたびに痰の荒い音がする
・喉が渇き冷たい物を飲みたがる
・顔色は赤い
・不眠、イライラしやすい

⑥ 気虚証
気は生命活動をおこなう上でのエネルギーになり目で見ることは出来ませんが生体内を巡っています。気虚はその気が生体内の中での量が不足して働きが低下した状態です。症状としては
・疲れやすい
・気力がない
・身体がだるい
・食欲がない
・むくみやすい

気虚証はその中でも気は大きく分けて3つあります。
★腎気虚証
慢性病により生じた腎気の不足が肺に及び呼吸困難を起こす。また肺気虚から腎に及び納気昨日が低下し腎虚性の呼吸困難を起こす。症状としては
・呼気よりも吸気困難がある
・呼吸が浅い
・足腰のだるさ
・耳鳴り
・夜間のトイレ

★脾気虚証
脾の弱りにより痰飲が生成され、これが肺に溜まって痰の多い咳を引き起こす。症状としては
・食欲がない
・四肢のだるさ
・食後の倦怠感、食後に喘息発作が強くなる
・痰の量が多い
・軟便

★肺気虚証
長期の肺疾患により肺気が不足して宣発・粛降機能が失調したために呼吸困難を起こす。症状としては
・声に力がなく小さい
・風邪をひきやすい
・顔色が白い
・言葉数が少ない
・呼吸に力がない

様々な治療を受けてもなかなか治療効果が感じられない気管支喘息でお悩みの方は一度鍼灸治療とスーパーライザーによる当院オリジナルの治療を試してみてはいかがでしょうか???