顔面神経麻痺

●顔面神経麻痺について

●当院における顔面神経麻痺の治療についての取り組み
顔面神経麻痺の特徴は大きく分けて4つありますが、患者さん自身の顔面神経麻痺の特徴・体質を分析することで鍼灸治療するための治療回数や治療方針を組み立てていきます。
当院の治療は、

・毫鍼(刺す鍼)
・打鍼(刺さない鍼)
・てい鍼(刺さない鍼)
・接触鍼(刺さない鍼)
・お灸・温灸(刺さない鍼)
・スーパーライザー

をその方の体質・体調・状態によって使い分けていきます。またお身体の状態によっては治療の刺激量を調整したり、打鍼・てい鍼・接触鍼などの刺さない鍼も使用しておりますので、鍼灸治療が苦手な方でも安心して施術を受ける事が出来ます。

女性の方の身体は非常にデリケートです。治療は身体の状態を見極めた上で判断をさせて頂きます。また日常生活で気を付ける事や養生などもアドバイスさせて頂きます。

当院は鍼灸治療とスーパーライザーを組み合わせた当院オリジナルの治療により乱れてしまった自律神経を整える治療を最も得意としています。長期に渡って受けるストレス、慢性的な冷え、妊娠・出産・手術などによる体質の変化、夜勤、生活リズムの乱れ、生活環境など自律神経が乱れる原因は様々です。

自律神経が乱れると一番影響を及ぼすのが睡眠の質が悪くなりますので、鍼灸整骨院かわいオリジナルの治療でストレスの軽減を図る事で、睡眠の質向上のお手伝いをします。

現代のストレス社会では交感神経がより働き、過緊張状態の方が非常に多いです。治療によってリラックスしている時や睡眠時に働く副交感神経を活発化し、強く出る過緊張を押さえ、身体をリラックスさせます。

治療前は実感がわかないかもしれませんが、治療中・治療後はとても眠たくなり、中にはリラックスをして熟睡される方もおられます。軽度であれば数回の治療で効果を感じることが出来ます。治療を続けるうちに自律神経は改善され、顔面神経麻痺のレベルも落ち着いていきます。

 


●顔面神経麻痺とは
顔面神経麻痺とは、顔の表情を作っている表情筋が麻痺をしてしまう症状です。

顔面神経は脳の中枢から顔の末梢の方へと流れている神経で、顔の表情筋以外に音量を調節する耳の筋肉であるアブミ骨筋や、涙や唾液の分泌量の調節、舌の前2/3の味覚に関与しています。

顔面神経麻痺により、涙・唾液が分泌出来ない、舌の前2/3の味覚を感じなくなる事もあります。

●顔面神経麻痺の分類
①末梢性顔面神経麻痺
末梢性顔面神経麻痺はベル麻痺、ラムゼイ・ハント症候群等があり、脳から出ている末梢の神経が障害されて起こります。脳から近い場所で障害が発生すると、顔面の運動の他、涙の分泌や味覚、聴覚にも異常が起きる事があります。

②中枢性顔面神経麻痺
中枢性顔面神経麻痺は脳の障害による麻痺で、脳梗塞や脳出血などにより起こります。顔面部の下半分のみの麻痺、顔面部以外にも片麻痺や言語障害など様々な症状を伴う事があります。


●顔面神経麻痺の症状
・額のしわよせができない(中枢性顔面神経麻痺では可能)
・麻痺側の目を閉じる事ができない
・口を閉じる事が出来ず、麻痺側の口角からよだれ、食べ物、飲み物などがこぼれる。
・口笛がふけない
・麻痺側の耳が過敏になり、音が異常に響いたりする
・涙と唾液の分泌異常が起こる
・舌前2/3部位に味覚を感じない


●東洋医学的な分類
★中枢性顔面神経麻痺
中枢性顔面神経麻痺は脳卒中、脳出血などにより脳内で顔面神経を損傷した時に起こります。

東洋医学では「中風」と言いますので、風邪が関係していることが分かりますが、その中でも主に内風の影響で起こりやすくなります。
内風とは体質や疲労・循環不全・ストレスなどによって、体内から発生する病気の原因となるものです。

体内の精・津液・血分の不足により、体内で内風が発生しやすくなり、脳に影響すると脳卒中になり、中枢性顔面神経麻痺を発症します。

治療法としては、脳血流を改善することで自律神経を整え、内風の症状を治療しますが、専門医との併用治療が不可欠となります。


★末梢性顔面神経麻痺
①気虚タイプ
気虚は気が不足している状態。

顔面神経麻痺は、元々の呼吸器の弱さによる清気(肺気)の不足・生まれながらにして気が不足している先天の気(腎気)不足・元々の胃腸の弱さによる後天の気(脾気)不足が関与しています。

またこの他にも、慢性の痛み・ストレス・疲労等により気が損傷する事により、顔面神経麻痺に罹患しやすくなります。

★その他の症状
・冷えやすい
・食欲がない
・声に力がない
・風邪をひきやすい
・疲れやすい
・食後すぐ眠くなる
・腰や膝がだるい


②気血両虚タイプ
気血両虚とは気と血の両方が不足している状態です。

気は血を生成する原動力であり、血は気力を充実させます。気と血どちらかが過度に不足すると、気と血はお互いに影響し合っているので、両方が不足となる場合があります。

気血両虚となると、これら気血の作用が低下し、全身に気血が不足した症状が出現します。顔面部も同様に気血が不足します。防衛作用は気血が充実して正常に働くので、気血両虚は気虚よりさらに風寒邪の影響を受けやすくなり、顔面神経麻痺が発症しやすい状態になります。

★その他の症状
・気力がない
・食欲がない
・風邪をひきやすい
・顔色に艶がない
・爪の色が白く、脆くなる
・筋肉のひきつりやすい
・疲れ目


③湿熱タイプ
湿熱タイプは過剰な湿(水・脂)と熱が身体に溜まった状態。

原因は暴飲暴食、アルコールの飲み過ぎ、脂っこいもの・辛いものの食べ過ぎ、臓腑の損傷による水分代謝異常などがあります。
★その他の症状
・暑がりで汗っかき
・吹き出物が多い
・赤ら顔
・食欲旺盛
・口の中が粘い
・痰がよく出る
・便が柔らかい
・肥満ぎみ


④気滞タイプ
気滞タイプは気が滞っている状態です。

原因は過度の緊張、ストレス、抑うつ、長時間の同姿勢、気虚による気の推動作用の低下による気の停滞などがあります。

気が滞ると気血の流れが停滞します。その為、防衛作用(身体を外邪から守る)が低下し、風寒邪の影響を受けて、顔面神経麻痺を発症しやすくなります。
★その他の症状
・気分が落ち込む
・お腹が張って苦しい
・手足の先端が冷える
・げっぷ、おならが出やすい
・便秘になりやすい
・胸部の詰まり感がある
・生理前の胸や腹部が張る
・ストレスを受けやすい

様々な治療を試みてもなかなか良くならない方は、顔面神経麻痺の治療に実績のある当院の鍼灸治療とスーパーライザーによる当院オリジナルの治療を試してみてはいかがでしょうか???