めまい・メニエール病について

●めまい・メニエール病について

めまいの治療でスーパーライザーを星状神経節と上頚神経節に同時照射している所です

●当院におけるめまい・メニエール病の治療についての取り組み
めまい・メニエール病の特徴は大きく分けて6つありますが、患者さん自身の特徴・体質を分析することで鍼灸治療するための治療回数や治療方針を組み立てていきます。
当院の治療は、


・毫鍼(刺す鍼)
・打鍼(刺さない鍼)
・てい鍼(刺さない鍼)
・接触鍼(刺さない鍼)
・お灸・温灸
・スーパーライザー


をその方の体質・体調・状態によって使い分けていきます。またお身体の状態によっては治療の刺激量を調整したり、打鍼・てい鍼・接触鍼などの刺さない鍼も使用しておりますので、鍼灸治療が苦手な方でも安心して施術を受ける事が出来ます。

女性の身体は非常にデリケートです。治療は身体の状態を見極めた上で判断をさせて頂きます。また鍼灸治療だけではなくて、日常生活で気を付ける事や養生などもアドバイスさせて頂きます。

当院は鍼灸治療とスーパーライザーを組み合わせた当院オリジナルの治療により乱れてしまった自律神経を整える治療を最も得意としています。長期に渡って受けるストレス、慢性的な痛みや冷え、妊娠・出産・手術などによる体質の変化、夜勤、生活リズムの乱れ、生活環境など自律神経が乱れる原因は様々です。自律神経が乱れると一番影響を及ぼすのが睡眠の質です。

睡眠の質が悪くなるとなかなか寝付けなかったり、朝がなかなか起きれなかったり、寝ても疲れが全然抜けなかったりという影響が出て、症状はきつくなる上に、交感神経が高まり寝れないという悪循環に陥ってしまいます。

現代のストレス社会では交感神経が過剰に働き、過緊張状態の方が非常に多いです。鍼灸治療とスーパーライザーを組み合わせた治療により身体がリラックス状態の時に働く副交感神経を活発化し、強く出る過緊張を押さえ、身体をリラックスさせます。

治療前は実感がわかないかもしれませんが、治療中・治療後はとても眠たくなり、中にはリラックスをして熟睡される方もおられます。軽度であれば数回の治療で効果を感じることが出来ます。治療を続けるうちに自律神経は改善され、めまい・メニエール病のレベルも落ち着いていきます。


●めまいとは
めまいと言っても頭の中でグルグル回る感じがするものや、フワフワするもの、そのめまいが一時的に発症をするものもあれば、一日中続くもののあります。

最近は身体を休めても症状が良くならなかったり、何度も繰り返す慢性的なめまいを訴える人も増えてきています。

一度めまいを経験すると再びまためまいが起こるかわからないという不安感を持つようになり、外出も恐くて出来ない状況になってしまうケースもあり、身体的な事だけではなくメンタルにも影響を及ぼしてしまいます。

めまいは耳鼻咽頭科というイメージがありますが、内科、脳神経外科、眼科、神経科などの他の診療科目でも訴える症状で、その際、頭痛や肩こり、不眠・倦怠感などの自律神経を乱した不定愁訴を同時に訴えるケースがほとんどです。

めまいは病院など検査をしても、身体的な異常が見つからない事が多く、原因がはっきりしない場合にはメニエール病などの病名がつけられることもあります。

原因とすれば検査をして分かるものには耳や脳が関与してる事が多く、原因がはっきりしないものにはストレスや不規則な生活習慣などのホルモンバランスや自律神経を乱しているケースが多いです。


●眩暈の原因
① 回転性眩暈
原因は主に三半規管です。三半規管の中はリンパ液で満たされており、身体が動くとリンパ液も動き、身体がどの方向に動いたかを感知します。このリンパ液が何らかの原因により多くなり過ぎると、多くなってしまったリンパ液の圧力でリンパ液が動くことで身体が動いていると誤って感知され、グルグルと回るようなめまいを感じます。

② 非回転性眩暈
原因は主に脳幹や小脳にあります。これらは平衡感覚をコントロールするところです。脳幹や小脳の機能が低下していたり、何らかの疾病があるとフワフワするようなめまいが起きます。この時に手に痺れがあったり、日常感じない頭痛があったり、ろれつが急に回らなかったりする症状が同時にあると脳血管の異常も疑われるので専門機関での治療が必要になります。

③ 目前暗黒
脳が一時的な虚血状態になることで、立ちくらみなどが起こる状態です。


●めまいに対する東洋医学的な考え方
①肝火上炎
日常から受けているストレスを上手く発散できないと、血流や体液の流れを主っている疏泄機能が低下することで、気が身体をめぐることができず、気が滞ります。気が滞ることにより、身体の熱も滞りやすくなるので熱を生じます。

熱は上に昇る炎上性がある為、下から上へとあがります。肝火上炎は、熱が上昇して上にうっ滞したものが下に下がらず、気・血・水が身体を廻ることができなくなり、めまいが起こります。怒ると症状は更に増強します。

★このタイプでみられる他の症状
・イライラしやすい
・すぐ怒りっぽい
・張った様な頭痛
・不眠・夢を多くみる
・顔が赤ら顔
・耳鳴り(大きく、高い音がする)
・目が充血している
・脇肋部が張った痛みがある


②肝陽上亢のタイプ
ストレスなどにより身体の中の熱が生じることで、その熱で体内の水が蒸発、不足します。熱を鎮める水が不足している為、更に熱は下へと下がらなくなります。

そうなると気の流れが上への一方通行となり、気・血・水が上手く身体を巡ることが出来なくなり、めまいが起こります。また過度の性交や加齢によって水が不足し、身体の熱を抑えることが出来ず、気の流れが上方向へ一方通行となっている為にめまいが起こります。

★このタイプでみられる他の症状
・普段から怒りっぽい・イライラしやすい
・張った様な頭痛がある
・イライラで寝つきが悪い・睡眠が浅い
・耳鳴り(大きく、高い音がする)
・頬が紅い
・手掌や足底が熱い
・足腰がだるい

③痰濁のタイプ
ストレスや疲労などで消化器の脾胃が損傷します。損傷すると、脾胃の運化機能(食物や水分の消化・吸収をおこなう)が低下して、水分の代謝が悪くなります。

これで身体の中に湿が生じて、水分が動かず停滞するため、粘性をもつ痰が生じます。

また、甘い物や油物を摂りすぎる等の飲食不節により痰が生じます。痰濁による眩暈は痰が中焦に停滞し、脾胃の機能を妨げ気の流れが悪くなります。そのため清陽が上昇せず、陰が降下しなくなり、めまいが起こります。

★このタイプでみられる他の症状
・重だるい頭痛がある
・ブーと鳴るような耳鳴り
・食欲がない
・倦怠感
・手足の冷え
・むくみやすい
・水っぽい様なものばかり吐いてしまう
・胸が重苦しい


④心脾両虚のタイプ
心の血が不足すると、血脈が充実せずに頭に送る栄養分が少なくなります。気が不足すると推動作用(全身の機能を動かす力)が低下し血を送る力も弱まります。

また脾の気が不足すると、食物の栄養吸収が上手くいかず、血の源である後天の精が不足して、血の生成が不足するので、ますます血脈は不足してしまいます。血脈が不足して送る力は弱まるため、脳は栄養不足が深刻になり脳は機能が低下して、めまいを引き起こします。

このタイプのめまいの特徴は、特に夕方の疲れがきつい時に発生しやすく、横になると軽減します。また、過度なストレスで症状が誘発されます。

★このタイプでみられる他の症状
・不正出血がある
・慢性の疾患がある
・しくしくといつまでも続く頭痛
・顔面蒼白
・不眠
・食欲がない
・立ちくらみ
・動悸
・精神不安
・物忘れがある
・下痢気味
・全身の倦怠感


⑤腎精不足のタイプ
腎に蓄えられている精は、東洋医学では神経細胞の髄の元になるもので、髄は脳細胞である髄海と言われています。

人が元々両親から授かった腎精が先天的・後天的(肉体疲労、老化や過度な性交、慢性的な疾病)により不足することによって、髄が不足して髄海も不足することで、脳の機能低下によりめまいが起こります。これは脳細胞が栄養されていないことで、機能が十分に働かない状態です。

★このタイプでみられる他の症状
・月経不順・無月経・月経量が少ない
・セミが鳴っているような耳鳴り
・聴力低下
・足腰のだるさ
・手足の冷え
・脱毛
・物忘れがひどくなる
・骨や歯が弱くなる


⑥腎陰虚のタイプ
腎陰は身体の陰液で臓腑、脳、髄、骨を滋養し、発育や生殖を維持します。また身体の陽気の亢進を抑制し、身体に余分な熱がたまるのを抑える役目があります。

ストレスや慢性的な疾病、過剰な性交などにより、体内の水分を消耗・損傷して陰虚となり、血量も低下して血不足となり、頭部の気が不足して、脳や髄等を栄養することが出来ずにめまいが起こります。

★このタイプでみられる他の症状
・セミが鳴っているような耳鳴り
・足腰のだるさ
・手足のほてり
・赤ら顔
・視力低下
・口渇はあるが水分が多く飲めない
・皮膚の乾燥